和室にベッドを置くには、畳を傷めない対策とベッド選びがポイントです。
「和室にベッドを置きたいけど畳が心配」「どんなベッドなら和室に合うの?」という悩みをよく聞きます。実は、適切な対策をすれば和室でもベッドを快適に使えます。高齢の方や腰痛持ちの方にとって、布団からの起き上がりが楽になるベッドは魅力的な選択肢です。
この記事では、和室にベッドを置く方法と畳への影響・対策を詳しく解説します。6畳和室のレイアウトと併せて参考にしてください。
和室にベッドを置くメリット・デメリット
和室にベッドを置くことには、布団にはないメリットがある一方で、デメリットもあります。まずは両方を理解した上で、自分の生活スタイルに合った選択をしましょう。
メリット
和室にベッドを置く最大のメリットは、毎日の布団の上げ下ろしがなくなることです。特に高齢の方や体に不調がある方にとって、床からの起き上がりが楽になるのは大きなポイントです。
起き上がりが楽
布団から起き上がるには、床から完全に立ち上がる必要があります。しかしベッドなら、腰をかけた状態から立てるため、膝や腰への負担が大幅に軽減されます。夜中にトイレに行く際も、ベッドからの方がスムーズに動けます。
- 床から立ち上がる負担が減る
- 膝や腰への負担が軽減
- 高齢者や体が不自由な方に最適
布団の上げ下ろし不要
布団は毎日上げ下ろしするのが理想ですが、忙しい朝にはなかなか難しいものです。ベッドなら敷きっぱなしでOKなので、朝の時間に余裕が生まれます。押入れに布団を収納するスペースも、他の用途に使えるようになります。
- 毎日の手間がなくなる
- 朝の時間に余裕ができる
- 押入れスペースも有効活用
ホコリを避けられる
床に布団を敷いて寝ると、ホコリやハウスダストが舞いやすい高さで寝ることになります。ベッドなら床から30cm以上の高さで寝られるため、ホコリを吸い込む量が減り、アレルギー対策にもなります。
- 床上30cm以上でホコリが少ない
- アレルギー対策になる
- 衛生的に過ごせる
収納スペースの確保
収納付きベッドを選べば、ベッド下のスペースを有効活用できます。季節物の衣類や、使用頻度の低いものを収納しておけば、部屋全体をスッキリ保てます。押入れをクローゼットとして使うなど、収納の幅が広がります。
- ベッド下を収納に活用
- 部屋を広く使える
- 季節物の収納にも便利
デメリット
一方で、和室にベッドを置くことにはいくつかのデメリットもあります。特に畳への影響は、賃貸住宅では退去時のトラブルにつながることもあるため、事前に対策を考えておく必要があります。
畳への負担
ベッドの脚は畳に跡を残しやすく、長期間置くと凹みが戻らなくなることがあります。特に細い脚のベッドは、重さが一点に集中するため跡がつきやすいです。対策をしないまま置くと、畳の張り替えが必要になる場合もあります。
- 脚部分に跡がつきやすい
- 重量で畳が凹む
- 定期的なケアが必要
部屋が狭く感じる
ベッドは布団と違って片付けられないため、常に部屋のスペースを占有します。6畳の和室にシングルベッドを置くと、かなりの面積を使うことになります。来客時に部屋を広く使いたい場合は、折りたたみベッドも検討しましょう。
- ベッドは存在感がある
- 6畳だとかなりの面積を占める
- 圧迫感が出やすい
和の雰囲気が薄れる
ベッドは基本的に洋風の家具なので、和室に置くと雰囲気が変わります。畳や障子との調和が難しく、インテリアのバランスを取るのに工夫が必要です。来客用の和室として使う場合は、布団の方が適しているかもしれません。
- 洋風の印象になりがち
- インテリアのバランスが難しい
- 来客時に見せにくい
移動が大変
ベッドは重量があるため、模様替えや掃除の際に動かすのが大変です。畳の上を引きずると傷がつくため、持ち上げて移動する必要があります。引っ越しの際も、分解や運搬に手間がかかります。
- 模様替えがしにくい
- 掃除の際に動かしにくい
- 引っ越し時の負担
畳にベッドを置く際の注意点
畳を傷めないためには、まず畳がどのような原因で傷むのかを理解しておくことが大切です。原因がわかれば、適切な対策を取ることができます。
畳が傷む原因
畳がベッドによって傷む原因は主に4つあります。それぞれの原因を理解して、効果的な対策を取りましょう。
脚による凹み
最も多いトラブルが、ベッドの脚による畳の凹みです。ベッドとマットレス、そして寝ている人の重さが4本の脚に集中するため、長期間同じ場所に置いていると畳が凹んでしまいます。脚が細いほど圧力が集中し、跡がつきやすくなります。
- ベッドの脚に重量が集中
- 長期間同じ場所で圧力
- 脚が細いほど跡がつきやすい
こすれによる傷
ベッドを引きずって移動させると、畳の表面が削れて傷になります。また、普段の使用でも寝返りの振動で少しずつベッドが動き、畳との摩擦で傷がつくことがあります。畳の目に沿って傷が入ると、目立ちやすくなります。
- ベッドを引きずると畳が削れる
- 寝返りの振動で少しずつ移動
- 畳の目に沿って傷が入る
湿気によるカビ
和室は湿気がこもりやすく、ベッドを置くとマットレスと畳の間に湿気が溜まりやすくなります。特に梅雨時期や冬の結露が発生しやすい季節は要注意です。通気性の悪いベッドを使っていると、気づいたときにはカビが生えていることもあります。
- マットレスと畳の間に湿気
- 通気性が悪いと発生しやすい
- 梅雨時期は特に注意
日焼けムラ
ベッドを長期間置いていると、ベッドの下だけ日焼けせず、周囲との色の差が出てしまいます。畳は日光で徐々に変色するため、ベッドで覆われていた部分だけ緑色が残り、移動させた時に目立ちます。
- ベッドの下だけ色が違う
- 移動すると目立つ
- 長期間置くほど差が出る
畳の種類と耐久性
畳にはいくつかの種類があり、素材によって耐久性が異なります。自分の和室の畳がどの種類かを確認して、適切な対策を取りましょう。
い草畳(従来型)
い草を使った従来型の畳は、最も一般的で香りも良いのが特徴です。しかし、凹みやすく跡がつきやすいため、ベッドを置く際は必ず対策が必要です。天然素材のため、湿気にも弱くカビが生えやすい傾向があります。
- 最も一般的
- 凹みやすく跡がつきやすい
- 対策必須
和紙畳
和紙を使った畳は、い草畳より丈夫で凹みにくいのが特徴です。ダニやカビにも強く、メンテナンスも楽です。ただし、価格がい草畳より高めで、い草特有の香りは楽しめません。
- い草より丈夫
- 凹みにくい
- 価格は高め
樹脂畳
樹脂(ポリプロピレン)を使った畳は、最も丈夫で水にも強いのが特徴です。汚れも拭き取りやすく、ペットがいる家庭にも向いています。ただし、い草の自然な質感や香りは再現できません。
- 最も丈夫
- 水にも強い
- 質感はい草に劣る
琉球畳(縁なし畳)
縁なし畳は見た目がモダンで、洋室との相性も良いのが特徴です。ただし、耐久性は従来型のい草畳と同程度なので、ベッドを置く際は同様の対策が必要です。
- 見た目はモダン
- 耐久性は従来型と同程度
- 同様の対策が必要

畳を傷めない対策
ここからは、畳を傷めないための具体的な対策を紹介します。複数の対策を組み合わせることで、より効果的に畳を保護できます。
脚の下に敷くもの
ベッドの脚の下に保護材を敷くのは、最も手軽で効果的な対策です。100円ショップでも購入できるものから、専用の高性能な製品までさまざまな選択肢があります。
コルクマット
コルクマットは厚みがあり、衝撃を吸収してくれます。脚の下に敷くことで圧力を分散し、畳の凹みを防ぎます。自分でカットできるので、脚の形に合わせて調整も可能です。通気性も確保できるため、カビ対策にもなります。
- 厚みがあり衝撃吸収
- 通気性も確保
- カットして使える
- 価格:100〜500円/枚
フェルトパッド
フェルトパッドは薄くて目立たないのが特徴です。粘着タイプならベッドの脚に直接貼り付けられるため、ズレる心配がありません。ただし、長期間使っていると潰れてくるため、定期的な交換が必要です。
- 薄くて目立たない
- 粘着タイプが便利
- 定期的な交換が必要
- 価格:300〜1000円/セット
カグスベール(樹脂製)
カグスベールは家具の下に敷く専用の樹脂製パッドです。滑りやすい素材なので、ベッドを移動させたい時にも便利です。畳との摩擦を軽減するため、傷の防止にも効果があります。耐久性が高く、長期間使えます。
- 滑りやすく移動も楽
- 畳との摩擦を軽減
- 耐久性が高い
- 価格:500〜1500円/セット
専用畳マット
ベッド全体の下に敷く大きめのマットです。脚だけでなくベッド全体を覆うため、畳を完全に保護できます。見た目もスッキリし、退去時に畳がきれいな状態を保てます。
- ベッド全体の下に敷く
- 畳を完全に保護
- 見た目もスッキリ
- 価格:3000〜10000円
すのこやマットを敷く
脚の下だけでなく、ベッド全体の下にすのこやマットを敷く方法もあります。通気性の確保や圧力分散に効果があり、より確実に畳を守れます。
すのこを敷く
ベッド全体の下にすのこを敷くことで、畳への圧力を広い面積に分散できます。また、すのこの隙間から空気が通るため、湿気対策にもなります。カビを予防したい場合に特におすすめの方法です。
- ベッド全体の下にすのこ
- 通気性アップ
- 畳への圧力を分散
- カビ予防にも効果的
ジョイントマット
ジョイントマットをベッドの範囲に敷き詰めることで、畳を保護できます。EVA素材のジョイントマットは衝撃を吸収し、凹みを防ぎます。撤去後は畳がきれいな状態で残るため、賃貸でも安心です。
- ベッドの範囲に敷き詰め
- 衝撃吸収
- 掃除もしやすい
- 撤去後は畳がきれい
カーペット・ラグ
カーペットやラグを敷くと、インテリアとして自然に畳を保護できます。ベッドの周りにラグを敷けば、見た目もおしゃれになります。ただし、通気性が悪くなる可能性があるため、定期的にめくって換気しましょう。
- インテリアとして自然
- 畳の保護になる
- 滑り止め付きを選ぶ
- 通気性には注意
ベッドの選び方で対策
そもそも畳に負担をかけにくいベッドを選ぶのも、有効な対策です。脚なしタイプや脚が太いタイプを選べば、畳へのダメージを最小限に抑えられます。
脚なしタイプを選ぶ
フロアベッドやローベッドなど、脚がないタイプは重量が広い面積に分散されるため、畳に跡がつきにくいです。和室の雰囲気にも馴染みやすく、見た目の面でもおすすめです。
- フロアベッド、ローベッド
- 重量が分散される
- 跡がつきにくい
脚が太いタイプを選ぶ
脚があるタイプを選ぶ場合は、できるだけ脚が太いものを選びましょう。接地面積が広いほど圧力が分散され、凹みが軽減されます。細い脚のベッドは避けた方が無難です。
- 接地面積が広い
- 圧力が分散
- 凹みが軽減
軽量なベッドを選ぶ
パイプベッドなど軽量なベッドは、畳への負担が少なくて済みます。移動させる際も楽で、掃除や模様替えがしやすいメリットもあります。
- パイプベッドなど
- 畳への負担が少ない
- 移動もしやすい
和室に合うベッドの種類
和室に置くベッドは、デザインだけでなく畳への影響も考慮して選ぶ必要があります。ここでは、和室におすすめのベッドタイプを詳しく紹介します。
ローベッド・フロアベッド
ローベッドとフロアベッドは、和室に最も相性の良いベッドです。高さが低いため圧迫感がなく、畳の上でも違和感なく使えます。
特徴
ローベッドは高さが20〜30cm程度で、布団に近い感覚で使えます。フロアベッドはさらに低く、床とほぼ同じ高さのものもあります。脚がないタイプが多く、重量が分散されるため畳への負担が少ないのが特徴です。
- 高さ20〜30cm程度
- 圧迫感が少ない
- 和室の雰囲気に馴染む
- 畳への負担が少ない
メリット
ローベッドは高さが低いため、6畳の和室でも圧迫感を感じにくいです。天井が高く見える効果もあり、部屋を広く感じさせます。布団から移行する場合も、感覚が近いため馴染みやすいでしょう。小さな子どもがいる家庭では、落下の心配が少ないのも安心です。
- 部屋が広く見える
- 天井が高く感じる
- 布団からの移行がスムーズ
- 落下の心配が少ない
デメリット
ローベッドはベッド下の空間がほとんどないため、収納として使えません。また、高さが低い分、起き上がりは布団とあまり変わりません。床に近いため、ホコリの影響を受けやすい面もあります。
- ベッド下の収納ができない
- 起き上がりは布団と変わらない
- 掃除がしにくい場合も
選び方のポイント
和室に置くローベッドは、木製フレームを選ぶと畳との相性が良いです。ウォールナットやオーク系の木目は、和室の雰囲気を壊さずにモダンな印象を与えます。装飾の少ないシンプルなデザインがおすすめです。
- 木製フレームが和室向き
- ウォールナット、オーク系がおすすめ
- シンプルなデザインを選ぶ

すのこベッド
すのこベッドは通気性に優れ、湿気対策ができるベッドです。畳はカビが生えやすいため、通気性を重視したい場合におすすめです。
特徴
すのこベッドは床板がすのこ状になっており、マットレスの下から空気が通ります。湿気がこもりにくいため、カビの発生を防げます。木製のすのこベッドは和室との相性も良く、自然な雰囲気を保てます。
- 床板がすのこ状
- 通気性抜群
- 軽量なものが多い
- 価格も手頃
メリット
すのこベッドは通気性が良いため、和室の湿気対策に最適です。布団をそのまま敷いて使えるタイプもあり、布団派の人にも使いやすいです。組み立てが簡単なものが多く、引っ越しの際も楽です。軽量なため移動もしやすく、掃除や模様替えにも便利です。
- カビ・湿気対策になる
- 布団も敷ける
- 組み立てが簡単
- 移動もしやすい
デメリット
脚付きのすのこベッドは、畳に跡がつく可能性があります。きしみ音がするものもあり、寝返りの際に気になることがあります。デザインはシンプルなものが多く、選択肢が限られる場合があります。
- 脚付きは跡がつく
- きしみ音がする場合も
- デザインが限られる
選び方のポイント
和室に置くなら、脚なしの折りたたみ式すのこベッドも検討しましょう。使わない時は折りたたんで収納でき、部屋を広く使えます。素材は檜や桐など国産材のものがおすすめです。香りも良く、防虫効果も期待できます。耐荷重は必ず確認し、十分な強度があるものを選びましょう。
- 脚なしの折りたたみ式もある
- 檜や桐など国産材がおすすめ
- 耐荷重を確認
畳ベッド
畳ベッドは床板が畳になっているタイプで、和室との一体感が最も高いベッドです。畳の上で寝たいけれど、高さは欲しいという方におすすめです。
特徴
畳ベッドはフレームの中に畳が敷かれており、その上にマットレスや布団を敷いて使います。い草の香りを楽しみながら、ベッドの利便性も得られます。収納付きのものも多く、実用性も高いです。
- 床板が畳になっている
- 和室との一体感
- 布団も使える
- 高さ調整できるものも
メリット
畳ベッドは和室の雰囲気を損なわないのが最大の魅力です。い草の香りにはリラックス効果があり、快適な睡眠環境を作れます。布団を敷いて使えるため、マットレスが苦手な方にも向いています。収納付きのタイプを選べば、布団や衣類をたっぷり収納できます。
- 和の雰囲気を保てる
- い草の香りでリラックス
- 布団派にも使いやすい
- 収納付きも多い
デメリット
畳ベッドは一般的なベッドより価格が高めです。また、畳部分のメンテナンスが必要で、定期的な交換が必要になることもあります。フレームがしっかりしているため重量があり、移動が大変な場合があります。
- 価格がやや高め
- 畳部分のメンテナンス必要
- 重量があるものが多い
収納付きベッド
収納付きベッドは、ベッド下のスペースを有効活用できるタイプです。和室の押入れを他の用途に使いたい場合や、収納スペースが足りない場合におすすめです。
特徴
収納付きベッドには、引き出しタイプと跳ね上げタイプがあります。引き出しタイプは頻繁に出し入れするものの収納に、跳ね上げタイプは季節物など使用頻度の低いものの収納に向いています。収納量が多いため、押入れの代わりとしても機能します。
- 引き出しや跳ね上げ式
- 収納スペースを確保
- 押入れ代わりになる
- 高さがある
メリット
収納付きベッドを使えば、布団を収納していた押入れスペースを他の用途に使えます。クローゼットとして使ったり、書斎スペースにしたりと、活用の幅が広がります。季節物の衣類や布団もベッド下にスッキリ収納できます。
- 布団を収納できる
- 部屋がスッキリ
- 押入れを他の用途に
- 季節物の収納に便利
デメリット
収納付きベッドは構造上重量があり、畳への負担が大きくなります。高さもあるため圧迫感が出やすく、6畳の和室では窮屈に感じることも。畳を傷めないための対策は特にしっかり行う必要があります。
- 重量があり畳に負担
- 高さで圧迫感
- 対策が特に重要
和室で使う場合
和室で収納付きベッドを使う場合は、脚の下に必ず保護材を敷きましょう。キャスター付きの引き出しは畳を傷める原因になるため、避けた方が無難です。引き出しの開閉時に畳を擦らないよう、配置にも注意が必要です。
- 必ず脚の下に保護材
- キャスター付きは避ける
- 引き出しの開閉で畳を傷めない工夫
折りたたみベッド
折りたたみベッドは、必要な時だけ使えるタイプです。来客用や、日中は部屋を広く使いたい場合に便利です。
特徴
折りたたみベッドは使わない時に折りたたんで収納できます。キャスター付きのものが多く、移動も簡単です。来客用のベッドとして用意しておいたり、日中はたたんで部屋を広く使ったりできます。
- 折りたたんで収納可能
- キャスター付きが多い
- 来客用にも便利
- 軽量
メリット
折りたたみベッドは畳の上に長時間置きっぱなしにしないため、凹みや跡がつきにくいです。模様替えも簡単で、部屋のレイアウトを自由に変えられます。日中は折りたたんでおけば、和室を本来の用途で使えます。
- 畳の上に長時間置かない
- 模様替えが簡単
- 日中は部屋を広く使える
- 引っ越しも楽
デメリット
毎日使う場合、出し入れの手間がかかります。据え置き型に比べると寝心地は劣ることが多く、マットレスの選択肢も限られます。キャスターは畳を傷めやすいため、注意が必要です。
- 毎日の出し入れが手間
- 寝心地は据え置き型に劣る
- キャスターで畳を傷めやすい
和室で使う場合
和室で折りたたみベッドを使う場合は、キャスターにカバーを付けるか、展開時に保護マットを敷きましょう。収納場所も事前に確保しておく必要があります。押入れに入るサイズかどうか、購入前に確認しておきましょう。
- キャスターにカバーを付ける
- 展開時は保護マットを敷く
- 収納場所の確保が必要
和室にベッドを置くレイアウト
ベッドの配置によって、和室の使い勝手や印象が大きく変わります。部屋の広さや用途に合わせて、最適なレイアウトを考えましょう。
6畳和室の場合
6畳の和室にベッドを置く場合、スペースに限りがあるため配置が重要です。圧迫感を減らしつつ、動線を確保するレイアウトを心がけましょう。
基本レイアウト
6畳和室の基本は、ベッドを壁際に寄せて配置することです。窓際に頭を向けて配置すると、朝の光で自然に目覚められます。入り口から見て奥にベッドを置くと、部屋に入った時に広く感じます。
- 窓際に頭を向けて配置
- 壁に寄せて空間を確保
- 入り口から見て奥に配置
おすすめ配置
シングルベッドなら壁際に寄せれば、残りのスペースを有効に使えます。セミダブルは部屋の1/3程度を占めるため、他の家具は最小限に。ダブルベッドを置くとかなり狭くなるため、寝室専用として使う覚悟が必要です。
- シングルベッド:壁際に寄せる
- セミダブル:部屋の1/3程度を占める
- ダブル:かなり狭くなるので注意
空間の使い方
ベッドの横にはサイドテーブルを置くと、スマホや目覚まし時計を置けて便利です。足元側に小さなラグを敷くと、起きた時に足が冷たくありません。ベッドの反対側には収納家具を配置すると、効率よく空間を使えます。
- ベッド横にサイドテーブル
- 足元側に小さなラグ
- 反対側に収納家具
8畳和室の場合
8畳あれば、ベッドを置いても余裕のあるレイアウトが可能です。ベッドエリアとリビングエリアを分けるなど、空間の使い分けもできます。
基本レイアウト
8畳の和室では、ベッドと生活スペースを明確に分けるレイアウトがおすすめです。パーテーションや本棚で緩やかに仕切ると、プライベート感が出ます。広さに余裕があるので、デザイン性の高いベッドを選んでインテリアを楽しむこともできます。
- ベッドと生活スペースを分ける
- 仕切りを活用する方法も
- 余裕があるのでデザイン重視
おすすめ配置
ベッドを部屋の1/3程度に収めれば、残りをリビングスペースとして使えます。観葉植物やスタンドライトで緩やかに空間を仕切ると、和室らしさを保ちながらゾーニングできます。
- ベッドを部屋の1/3に
- 残りをリビングスペースに
- 観葉植物などで緩やかに仕切る
押入れとの関係
和室にベッドを置くと、押入れの使い方も変わってきます。布団を収納する必要がなくなるため、押入れを別の用途に活用できます。
押入れの活用
ベッドを置けば毎日の布団収納が不要になるため、押入れを有効活用できます。ハンガーパイプを設置してクローゼットにしたり、棚を入れて収納スペースにしたりできます。中段を外してデスクスペースにするリフォームも人気です。
- ベッドを置いたら布団収納不要
- クローゼットとして活用
- デスクスペースにリフォームも
注意点
ベッドを配置する際は、押入れの前を塞がないようにしましょう。扉の開閉スペースを確保し、いつでも押入れにアクセスできるようにします。押入れの通気を妨げると、中にカビが生える原因にもなります。
- 押入れの前にベッドを置かない
- 通気を妨げない配置
- 扉の開閉スペースを確保
床の間がある場合
床の間がある和室にベッドを置く場合は、床の間の扱いに注意が必要です。伝統的な意味合いもある場所なので、適切に活かしましょう。
床の間の扱い
床の間は本来、掛け軸や花を飾る神聖な場所です。ベッドを直接置くのは避け、飾り棚として活かすのがおすすめです。間接照明を置いて、夜の雰囲気を演出するのも素敵です。
- 床の間にはベッドを置かない
- 飾り棚として活かす
- 間接照明を置いて演出
レイアウトのコツ
ベッドは床の間の反対側に配置するのが基本です。横になった時に床の間が見える配置にすると、寝る前に和の雰囲気を楽しめます。季節の飾りを床の間に置けば、和室ならではの贅沢な寝室になります。
- 床の間の反対側にベッド
- 横になった時に床の間が見える配置
- 和の雰囲気を活かす
ベッドと布団の併用
和室ならではの使い方として、ベッドと布団を状況に応じて使い分ける方法があります。それぞれの良さを活かした柔軟な使い方を紹介します。
すのこベッドに布団
すのこベッドの上に敷布団を敷くのは、ベッドと布団の良いとこ取りができる方法です。マットレスを使わないため、布団に慣れた方も違和感なく使えます。
使い方
すのこベッドの上に敷布団を敷いて使います。マットレスは不要で、いつもの布団をそのまま使えます。すのこの上に敷くことで、畳に直接敷くより通気性がアップし、カビを防げます。
- すのこベッドの上に敷布団
- マットレスなしでOK
- 畳に直接敷くより通気性UP
メリット
この方法なら、布団の寝心地を維持しながら、床からの高さを確保できます。起き上がりが楽になりつつ、慣れた感覚で眠れます。マットレスを買う必要がないため、コストも抑えられます。
- 布団の良さを活かせる
- 起き上がりが少し楽
- カビ予防になる
- コストを抑えられる
布団との使い分け
季節や状況に応じて、ベッドと布団を使い分ける方法もあります。折りたたみベッドや布団を用意しておけば、柔軟に対応できます。
夏場
夏は畳に直接布団を敷いて寝ると、ひんやりして気持ちいいです。ベッドより低い位置で寝ることで、涼しさを感じやすくなります。折りたたみベッドなら、夏の間は片付けておくこともできます。
- 布団を床に敷いて涼しく
- ベッドは使わない日も
- 通気性を優先
冬場
冬は床からの冷気を避けるため、ベッドを使う方が暖かく眠れます。畳は冬場冷えるので、床から離れた位置で寝られるのはメリットです。
- ベッドで冷えを軽減
- 床からの冷気を避ける
- 保温性アップ
来客時
来客があった時は、ベッドを片付けて布団を敷けば、複数人で泊まることもできます。折りたたみベッドなら移動も楽です。押入れに予備の布団を用意しておくと、急な来客にも対応できます。
- ベッドを片付けて布団
- 広いスペースを確保
- 折りたたみベッドなら移動も楽
マットレス選びのポイント
和室のベッドには、どんなマットレスが合うのでしょうか。高さや素材、湿気対策など、選び方のポイントを解説します。
厚さの選び方
マットレスの厚さによって、ベッド全体の高さや寝心地が変わります。和室に合わせて適切な厚さを選びましょう。
薄型(10cm以下)
薄型マットレスはローベッドとの相性が良く、全体の高さを抑えられます。和室の雰囲気を壊さない低めのスタイルを保てます。布団に近い感覚で眠れるため、布団から移行する方にもおすすめです。
- ローベッドに最適
- 圧迫感が出にくい
- 布団に近い寝心地
標準(15〜20cm)
15〜20cmは最も一般的な厚さで、寝心地と見た目のバランスが良いです。多くのベッドフレームに対応し、選択肢も豊富です。
- 一般的な厚さ
- 寝心地と見た目のバランス
- 多くのベッドに対応
厚型(25cm以上)
厚型マットレスは寝心地を最優先する場合におすすめですが、ベッド全体の高さが出るため、和室では圧迫感を感じることがあります。6畳の和室には不向きな場合もあります。
- 寝心地重視
- 高さが出る
- 和室には不向きな場合も
素材の選び方
マットレスの素材によって、寝心地や通気性が異なります。和室の湿気対策も考慮して選びましょう。
ポケットコイル
ポケットコイルマットレスは体圧分散に優れ、一般的に人気の高い素材です。コイルが独立しているため、隣で寝ている人の寝返りが伝わりにくいのも特徴です。通気性も良く、和室でも使いやすいです。
- 体圧分散に優れる
- 通気性も良い
- 和室でも使いやすい
高反発ウレタン
高反発ウレタンは体の沈み込みを抑え、寝返りが打ちやすいのが特徴です。腰痛対策に良いとされています。軽量で扱いやすいですが、ウレタンは湿気を溜めやすいため、和室では通気対策が必要です。
- 軽量で扱いやすい
- 腰痛対策にも
- 通気性に注意
低反発ウレタン
低反発ウレタンは体のラインに沿ってフィットし、包み込まれるような寝心地が特徴です。ただし、湿気がこもりやすい素材なので、和室では除湿シートの使用や定期的な換気が特に重要です。
- フィット感がある
- 湿気がこもりやすい
- 和室では通気対策を
ファイバー
ファイバーマットレスは通気性抜群で、丸洗いできるタイプもあります。湿気がこもりやすい和室には最適の素材です。硬めの寝心地で、畳に布団を敷いた感覚に近いです。
- 通気性抜群
- 洗えるタイプも
- 和室に最適
湿気対策
和室は湿気がこもりやすいため、マットレスの湿気対策は特に重要です。カビを防ぐための具体的な方法を紹介します。
除湿シートを敷く
除湿シートをマットレスの下に敷くと、湿気を吸収してくれます。色が変わって吸湿量がわかるタイプもあり、交換や干し時がわかりやすいです。定期的に干せば繰り返し使えるので経済的です。
- マットレスの下に敷く
- 定期的に干す
- 繰り返し使える
定期的に立てかける
マットレスは週に1回程度、壁に立てかけて風を通しましょう。湿気を逃がすことでカビの発生を防げます。窓を開けて換気しながら行うと効果的です。
- 週に1回程度
- マットレスの湿気を逃がす
- カビ予防に効果的
よくある質問
Q. 畳に跡がついたら元に戻る?
軽い凹みなら、蒸しタオルを当ててアイロンをかけると戻ることがあります。蒸気で畳の繊維が膨らみ、凹みが目立たなくなります。ただし、長期間放置した深い跡は完全には戻りません。繊維が潰れてしまった場合は、畳表の張り替えが必要になることもあります。予防が大切なので、最初から保護対策をしましょう。
Q. ベッドの重さはどのくらいまで大丈夫?
畳自体は100kg以上の重さに耐えられる構造になっています。問題は重さが脚に集中することです。たとえば80kgのベッド+60kgの人の場合、4本の脚それぞれに35kg程度の力がかかります。この力が一点に集中するから凹むのです。脚の下に保護材を敷いて圧力を分散すれば、一般的なベッドなら問題ありません。心配な場合は、脚なしタイプのローベッドを選びましょう。
Q. 賃貸の和室にベッドを置いてもいい?
置いても大丈夫ですが、退去時に畳の凹みや傷があると修繕費を請求される可能性があります。畳1枚の張り替え費用は5000〜10000円程度が相場で、部屋全体となるとかなりの出費になります。必ず保護対策をして、定期的にベッドの位置を変えるなどの工夫をしましょう。入居時に畳の状態を写真に撮っておくと、退去時のトラブル防止になります。
Q. カビが生えたらどうすればいい?
まず、ベッドを移動して畳を乾燥させます。軽いカビなら、消毒用エタノールをスプレーして布で拭き取り、よく乾かします。エタノールはカビの菌を殺す効果があります。ただし、ひどい場合や根深いカビは畳の張り替えが必要になることもあります。カビは一度生えると再発しやすいので、除湿シートの使用や定期的な換気を心がけましょう。
Q. 和室に合うベッドの色は?
ナチュラルな木目色(オーク、ウォールナット)、ダークブラウン、黒などが和室に馴染みます。畳のベージュやグリーンと調和する落ち着いた色を選ぶのがポイントです。白やパステルカラーは洋風の印象が強くなりがちで、和室の雰囲気と合わないことがあります。迷ったら木目を活かしたナチュラルカラーを選ぶと失敗しにくいです。
Q. 布団とベッド、どちらがおすすめ?
生活スタイルによります。毎日の布団の上げ下ろしが負担に感じる方、起き上がりを楽にしたい方にはベッドがおすすめです。一方、畳の風合いを大切にしたい方、部屋を広く使いたい方、来客用に複数人で寝る機会がある方は布団が良いでしょう。どちらも捨てがたいなら、すのこベッドに布団を敷く折衷案もあります。自分の優先順位を考えて選んでください。
すのこタイプのローベッドは通気性がよく、和室との相性が抜群です。
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この記事を書いた人
田中 由美(たなか ゆみ)
家庭菜園アドバイザー / 畳と家庭菜園のある暮らし研究家自宅の庭で10年以上家庭菜園を実践し、年間20種類以上の野菜を育てています。最初は「次に何を植えればいいかわからない」状態でしたが、年間カレンダーを作ってからは、1年中収穫が途切れない菜園ライフを楽しめるようになりました。菜園教室では500人以上の方の年間計画づくりをサポートしてきました。
まとめ
和室にベッドを置く際のポイントをおさらいしましょう。適切な対策をすれば、畳を傷めることなくベッドを快適に使えます。
畳を傷めない対策
畳を保護するには、まず脚の下にコルクマットや保護パッドを敷くことが基本です。より確実に守るなら、ベッド全体の下にすのこやジョイントマットを敷く方法もあります。そもそも畳に負担をかけにくい、脚なしタイプや脚が太いタイプのベッドを選ぶのも効果的です。
- 脚の下にコルクマットや保護パッド
- すのこやジョイントマットを敷く
- 脚なし・脚太タイプのベッドを選ぶ
おすすめのベッドタイプ
和室に最も相性が良いのはローベッド・フロアベッドです。高さが低く圧迫感がなく、畳への負担も少ないです。湿気対策を重視するならすのこベッド、和の雰囲気を保ちたいなら畳ベッドがおすすめです。
- ローベッド・フロアベッド:最も和室向き
- すのこベッド:通気性重視
- 畳ベッド:和の雰囲気を保つ
レイアウトのコツ
ベッドは壁際に寄せて空間を確保するのが基本です。床の間がある場合は、そこを避けて反対側に配置しましょう。押入れの扉と干渉しない位置に置くことも大切です。
- 壁際に寄せて空間確保
- 床の間は避ける
- 押入れの扉と干渉しない位置
湿気対策
和室は湿気がこもりやすいため、カビ対策は必須です。除湿シートを活用し、週に1回程度はマットレスを立てかけて風を通しましょう。日頃から換気を心がけることも大切です。
- 除湿シートを活用
- 定期的にマットレスを立てかける
- 換気を心がける
適切な対策をすれば、和室でもベッドを快適に使えます。和室の使い方アイデアや和室をモダンに変えるポイントも参考に、畳のある寝室を楽しみましょう。