「和室がいつも散らかっている」「片付けてもすぐにリバウンドする」そんな悩みはありませんか?
和室は収納が難しいと感じる人が多い場所。押入れがあっても使いこなせず、物が溢れてしまうことも珍しくありません。
でも大丈夫。和室に合った収納方法を知れば、片付けが苦手な人でもスッキリとした空間を作れます。この記事では、3つの収納パターンと、散らからない仕組みづくりのコツを紹介します。
片付けられない和室…その原因は「収納」にあります
和室が散らかりやすいのには、実は理由があります。
和室の収納が難しい理由
押入れは布団置き場として設計されている
もともと押入れは布団をしまうための場所。仕切りがなく、奥行きが深いため、物を入れるとどこに何があるかわからなくなりがちです。
奥行きが深くてデッドスペースになる
押入れの奥行きは約80cm。手前にばかり物を置いて、奥がデッドスペースになっている家庭は多いです。
洋室向けの収納家具が合わない
背の高い本棚やメタルラックは、和室に置くと圧迫感が出てしまいます。かといって、和室に合う収納家具を探すのは難しい…。
畳を傷めたくない
重い家具を置くと畳が傷む心配も。収納家具選びに慎重になって、結局何も置けないという人もいます。
「収納の仕方」を知れば和室もスッキリする
和室が片付かないのは、あなたの片付け能力のせいではありません。和室に合った収納方法を知らないだけ。
この記事では、3つの収納パターンと予算別のおすすめアイテム、そして散らからない仕組みづくりまで解説します。自分に合った方法を見つけて、スッキリした和室を目指しましょう。
和室収納の3パターン|自分に合う方法を選ぼう
和室の収納は、大きく3つのパターンに分けられます。

| パターン | 向いている人 | 予算目安 |
|---|---|---|
| 1. 押入れ活用 | 押入れがある和室 | 0円〜5,000円 |
| 2. 収納家具を置く | 押入れでは足りない | 5,000〜30,000円 |
| 3. 見せる収納 | おしゃれに見せたい | 3,000〜10,000円 |
どれを選ぶ?
まずは「押入れ活用」から始めるのがおすすめです。お金をかけずに始められて、効果も大きいからです。
押入れを整理しても収納が足りない場合は「収納家具を置く」、インテリアも楽しみたい人は「見せる収納」を取り入れましょう。
もちろん、3つのパターンを組み合わせてもOK。自分の和室に合った方法を選んでください。
【パターン1】押入れ活用|デッドスペースをなくすコツ
和室に押入れがあるなら、まずはここを見直しましょう。
押入れが使いにくい理由
押入れは仕切りがないため、「何をどこに置けばいいかわからない」という声をよく聞きます。また、奥が見えないので物が埋もれてしまい、「探し物が見つからない」という問題も。
上下・前後を使い分ける
押入れを使いこなすコツは、上下と前後でゾーン分けすること。
上段
- 布団、季節の衣類(あまり使わないもの)
- 軽いもの、たまにしか取り出さないもの
下段
- 日用品、よく使うもの
- 重いもの、頻繁に取り出すもの
手前
- 使用頻度の高いもの
- すぐに取り出したいもの
奥
- 季節家電、アクティビティ用品
- 使用頻度の低いもの
収納ケースでゾーン分け
押入れを使いやすくするには、収納ケースでゾーン分けするのが効果的です。
- 引き出し式ケース:奥の物も取り出しやすい
- 籐・竹製のかご:和室の雰囲気に合う
- ラベリング:中身を把握できる
押入れ収納のさらに詳しいアイデアは、別記事「押入れ収納アイデア|布団と日用品をムダなく片付けるコツ」で解説しています。
【パターン2】収納家具を置く|和室に合う選び方
押入れだけでは収納が足りない場合は、収納家具を置きましょう。ただし、和室に合う家具を選ぶことが大切です。

和室に合う収納家具の条件
高さ120cm以下のロータイプ
和室は天井が低めに設計されていることが多く、背の高い家具を置くと圧迫感が出ます。ロータイプの家具なら開放感を保てます。
自然素材(木、籐、竹)
和室には自然素材がよく合います。杉、檜、桐などの木製家具は温かみがあり、畳ともなじみます。
脚なし or 短い脚
畳は柔らかく傷みやすいので、重い家具は避けたいところ。脚のない家具か、脚が短くて接地面積が広い家具を選びましょう。
格子デザイン、木目調
格子デザインは和室と相性抜群。木目調のシンプルなデザインを選ぶと、畳の色味とも調和します。
おすすめアイテムと予算
ロータイプのチェスト
衣類や小物をたっぷり収納できる。木製でシンプルなデザインがおすすめ。
予算:10,000〜30,000円
オープンシェルフ
見せる収納と隠す収納を両立できる。かごやボックスと組み合わせて使うと◎。
予算:5,000〜15,000円
収納付きスツール
座面を開けると収納になるタイプ。省スペースで一石二鳥。
予算:3,000〜8,000円
かご・バスケット
籐や竹、布製のかごは和室になじむ。小物の整理に便利。
予算:1,000〜5,000円
避けたい選び方
- 背の高い本棚・タンス:圧迫感が出る
- プラスチック丸出しの収納:和室の雰囲気を壊す
- 重すぎる家具:畳を傷める原因に
【パターン3】見せる収納|おしゃれに片付ける
「収納=隠す」と思っていませんか?実は、見せる収納は和室と相性がいいんです。
見せる収納のメリット
出し入れがラクで散らかりにくい
扉を開けたり、引き出しを引いたりする手間がないので、「使ったら戻す」が習慣化しやすくなります。
インテリアとして楽しめる
お気に入りの雑貨や本を飾るように収納すれば、和室がおしゃれな空間に変わります。
収納家具を買わなくてもできる
床の間や長押(なげし)など、和室特有のスペースを活用すれば、新しく家具を買わなくても始められます。
見せる・見せないの仕分け
見せる収納を成功させるコツは、見せる物と見せない物を仕分けること。
見せてOKなもの
- 本(表紙がきれいなもの)
- 雑貨、花器、置物
- 観葉植物
- お気に入りの器やかご
見せない方がいいもの
- 生活感のある小物(リモコン、文房具など)
- 書類、ファイル
- 掃除用品、日用品ストック
見せない物は、かごやボックスに入れて「隠す収納」に。
和室向け見せる収納アイデア
床の間を収納スペースに
床の間がある和室なら、低めのキャビネットを置いて収納兼飾り棚として活用できます。
長押(なげし)にフックで吊り下げ
長押はもともと壁の補強材ですが、フックを掛けて帽子やバッグを吊り下げる収納にも使えます。
オープンシェルフ+かご・ボックス
オープンシェルフに統一感のあるかごやボックスを並べれば、おしゃれな見せる収納に。
押入れの扉を外してカーテンに
思い切って押入れの扉を外し、カーテンをつけると洋室風の見せる収納に変身します。
統一感を出すコツ
- かご・ボックスの素材を揃える
- 色は3色以内に抑える
- 余白を残す(詰め込みすぎない)
100均・ニトリ・無印|予算別おすすめアイテム
和室収納に使えるアイテムは、身近なショップで手に入ります。
予算別の買い物ガイド
| 予算 | 買えるもの | おすすめショップ |
|---|---|---|
| 〜500円 | 仕切りケース、ラベル、S字フック | 100均 |
| 〜2,000円 | 収納ボックス、かご、ファイルボックス | ニトリ、100均 |
| 〜5,000円 | 引き出しケース、ラック | ニトリ |
| 〜10,000円 | 収納ケースセット、スタッキングシェルフ | 無印良品 |
ショップ別の特徴
100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
コスパ最強。小物整理のケースや仕切り、ラベルなど「痒いところに手が届く」アイテムが豊富。
ニトリ
「お、ねだん以上。」の収納グッズ。サイズ展開が豊富で、大きめの収納ケースを安く買いたいならニトリがおすすめ。
無印良品
シンプルなデザインと品質の良さが魅力。見える場所に置く収納は無印で統一すると、スッキリした印象に。
キャスター付きの収納ケースなら、押入れの奥のものも楽に取り出せます。
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賢い使い分け
- 見える場所:無印・ニトリで統一感を
- 押入れの中の仕切り:100均でOK
- すべて100均だとチープに見えるのでメリハリを
収納グッズを買うのは、片付け・分類が終わってから。先に買うと使えずに無駄になりがちです。
散らからない仕組みづくり|維持のコツ
せっかく片付けても、すぐに散らかってしまっては意味がありません。散らからない仕組みを作りましょう。

片付けてもすぐ散らかる原因
モノの定位置が決まっていない
「どこに戻せばいいかわからない」と、つい適当な場所に置いてしまう。これが散らかりの始まりです。
「とりあえず置く」が習慣化
帰宅後、カバンを床に置く。郵便物をテーブルに置く。この「とりあえず」の積み重ねが、散らかりを生みます。
物の量が収納キャパを超えている
収納の工夫だけでは限界があります。物が多すぎる場合は、まず物を減らすことから始めましょう。
維持の仕組み3つのルール
1. モノの住所を決める
すべての物に「戻す場所」を決めます。使う場所の近くに収納するのがコツ。使用頻度の高いものは、取り出しやすい位置(床から80〜100cm)に置きましょう。
2. 1つ買ったら1つ手放す
物の総量をコントロールするルール。新しいものを買ったら、同じカテゴリの古いものを手放す。これで物が増え続けることを防げます。
3. 毎日5分のリセットタイム
寝る前、出かける前など、決まった時間に5分だけ片付ける時間を設けましょう。毎日続けることで、散らかりが蓄積しません。
「空中戦」で散らかりを防ぐ
片付けのプロの間で言われる「空中戦」という考え方があります。
帰宅して郵便物を手にしたとき、テーブルに置く前に「要る or 要らない」を判断。要らないものはそのままゴミ箱へ。これが「空中戦」です。
物を地面(テーブルや床)に置いた瞬間から片付けが大変になる。だから、置く前に判断する習慣をつけましょう。
この記事を書いた人
田中 由美(たなか ゆみ)
家庭菜園アドバイザー / 畳と家庭菜園のある暮らし研究家自宅の庭で10年以上家庭菜園を実践し、年間20種類以上の野菜を育てています。最初は「次に何を植えればいいかわからない」状態でしたが、年間カレンダーを作ってからは、1年中収穫が途切れない菜園ライフを楽しめるようになりました。菜園教室では500人以上の方の年間計画づくりをサポートしてきました。
まとめ|まずは押入れの整理から始めよう
片付けられない和室をスッキリさせる3つの収納パターンを紹介しました。
3パターンおさらい
| パターン | 予算目安 |
|---|---|
| 1. 押入れ活用 | 0円〜5,000円 |
| 2. 収納家具を置く | 5,000〜30,000円 |
| 3. 見せる収納 | 3,000〜10,000円 |
今日からできる最初の一歩
- 押入れの中身を全部出してみる
- 「使う」「使わない」で分類する
- 収納グッズを買うのは整理してから
いきなり収納グッズを買うのではなく、まずは物を減らすことから。これだけでも、和室の印象はかなり変わります。
和室の収納は難しく感じるかもしれませんが、和室に合った方法を知れば、必ずスッキリできます。ぜひ今日から始めてみてください。