「和室がいつも散らかっている」「片付けてもすぐにリバウンドする」そんな悩みはありませんか?

和室は収納が難しいと感じる人が多い場所。押入れがあっても使いこなせず、物が溢れてしまうことも珍しくありません。

でも大丈夫。和室に合った収納方法を知れば、片付けが苦手な人でもスッキリとした空間を作れます。この記事では、3つの収納パターンと、散らからない仕組みづくりのコツを紹介します。

目次
  1. 片付けられない和室…その原因は「収納」にあります
    1. 和室の収納が難しい理由
      1. 押入れは布団置き場として設計されている
      2. 奥行きが深くてデッドスペースになる
      3. 洋室向けの収納家具が合わない
      4. 畳を傷めたくない
    2. 「収納の仕方」を知れば和室もスッキリする
  2. 和室収納の3パターン|自分に合う方法を選ぼう
    1. どれを選ぶ?
  3. 【パターン1】押入れ活用|デッドスペースをなくすコツ
    1. 押入れが使いにくい理由
    2. 上下・前後を使い分ける
      1. 上段
      2. 下段
      3. 手前
    3. 収納ケースでゾーン分け
  4. 【パターン2】収納家具を置く|和室に合う選び方
    1. 和室に合う収納家具の条件
      1. 高さ120cm以下のロータイプ
      2. 自然素材(木、籐、竹)
      3. 脚なし or 短い脚
      4. 格子デザイン、木目調
    2. おすすめアイテムと予算
      1. ロータイプのチェスト
      2. オープンシェルフ
      3. 収納付きスツール
      4. かご・バスケット
    3. 避けたい選び方
  5. 【パターン3】見せる収納|おしゃれに片付ける
    1. 見せる収納のメリット
      1. 出し入れがラクで散らかりにくい
      2. インテリアとして楽しめる
      3. 収納家具を買わなくてもできる
    2. 見せる・見せないの仕分け
      1. 見せてOKなもの
      2. 見せない方がいいもの
    3. 和室向け見せる収納アイデア
      1. 床の間を収納スペースに
      2. 長押(なげし)にフックで吊り下げ
      3. オープンシェルフ+かご・ボックス
      4. 押入れの扉を外してカーテンに
    4. 統一感を出すコツ
  6. 100均・ニトリ・無印|予算別おすすめアイテム
    1. 予算別の買い物ガイド
    2. ショップ別の特徴
      1. 100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
      2. ニトリ
      3. 無印良品
    3. 賢い使い分け
  7. 散らからない仕組みづくり|維持のコツ
    1. 片付けてもすぐ散らかる原因
      1. モノの定位置が決まっていない
      2. 「とりあえず置く」が習慣化
      3. 物の量が収納キャパを超えている
    2. 維持の仕組み3つのルール
      1. 1. モノの住所を決める
      2. 2. 1つ買ったら1つ手放す
      3. 3. 毎日5分のリセットタイム
    3. 「空中戦」で散らかりを防ぐ
  8. よくある質問
    1. Q. 押入れが物でいっぱいで、何から出せばいいか分かりません。
    2. Q. 収納用品は先に買ったほうがいいですか?
    3. Q. 和室に置く収納家具は何を選べばいいですか?
    4. Q. 来客用の布団が場所を取ります。
    5. Q. 片付けても2週間で元に戻ります。
  9. この記事を書いた人
  10. まとめ|まずは押入れの整理から始めよう
    1. 3パターンおさらい
    2. 今日からできる最初の一歩

片付けられない和室…その原因は「収納」にあります

和室が散らかりやすいのには、実は理由があります。

和室の収納が難しい理由

押入れは布団置き場として設計されている

もともと押入れは布団をしまうための場所。仕切りがなく、奥行きが深いため、物を入れるとどこに何があるかわからなくなりがちです。

奥行きが深くてデッドスペースになる

押入れの奥行きは約80cm。手前にばかり物を置いて、奥がデッドスペースになっている家庭は多いです。

洋室向けの収納家具が合わない

背の高い本棚やメタルラックは、和室に置くと圧迫感が出てしまいます。かといって、和室に合う収納家具を探すのは難しい…。

畳を傷めたくない

重い家具を置くと畳が傷む心配も。収納家具選びに慎重になって、結局何も置けないという人もいます。

「収納の仕方」を知れば和室もスッキリする

和室が片付かないのは、あなたの片付け能力のせいではありません。和室に合った収納方法を知らないだけ。

この記事では、3つの収納パターンと予算別のおすすめアイテム、そして散らからない仕組みづくりまで解説します。自分に合った方法を見つけて、スッキリした和室を目指しましょう。

和室収納の3パターン|自分に合う方法を選ぼう

和室の収納は、大きく3つのパターンに分けられます。

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パターン向いている人予算目安
1. 押入れ活用押入れがある和室0円〜5,000円
2. 収納家具を置く押入れでは足りない5,000〜30,000円
3. 見せる収納おしゃれに見せたい3,000〜10,000円

どれを選ぶ?

まずは「押入れ活用」から始めるのがおすすめです。お金をかけずに始められて、効果も大きいからです。

押入れを整理しても収納が足りない場合は「収納家具を置く」、インテリアも楽しみたい人は「見せる収納」を取り入れましょう。

もちろん、3つのパターンを組み合わせてもOK。自分の和室に合った方法を選んでください。

【パターン1】押入れ活用|デッドスペースをなくすコツ

和室に押入れがあるなら、まずはここを見直しましょう。

押入れが使いにくい理由

押入れは仕切りがないため、「何をどこに置けばいいかわからない」という声をよく聞きます。また、奥が見えないので物が埋もれてしまい、「探し物が見つからない」という問題も。

上下・前後を使い分ける

押入れを使いこなすコツは、上下と前後でゾーン分けすること。

上段

  • 布団、季節の衣類(あまり使わないもの)
  • 軽いもの、たまにしか取り出さないもの

下段

  • 日用品、よく使うもの
  • 重いもの、頻繁に取り出すもの

手前

  • 使用頻度の高いもの
  • すぐに取り出したいもの

  • 季節家電、アクティビティ用品
  • 使用頻度の低いもの

収納ケースでゾーン分け

押入れを使いやすくするには、収納ケースでゾーン分けするのが効果的です。

  • 引き出し式ケース:奥の物も取り出しやすい
  • 籐・竹製のかご:和室の雰囲気に合う
  • ラベリング:中身を把握できる

押入れ収納のさらに詳しいアイデアは、別記事「押入れ収納アイデア|布団と日用品をムダなく片付けるコツ」で解説しています。

【パターン2】収納家具を置く|和室に合う選び方

押入れだけでは収納が足りない場合は、収納家具を置きましょう。ただし、和室に合う家具を選ぶことが大切です。

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和室に合う収納家具の条件

高さ120cm以下のロータイプ

和室は天井が低めに設計されていることが多く、背の高い家具を置くと圧迫感が出ます。ロータイプの家具なら開放感を保てます。

自然素材(木、籐、竹)

和室には自然素材がよく合います。杉、檜、桐などの木製家具は温かみがあり、畳ともなじみます。

脚なし or 短い脚

畳は柔らかく傷みやすいので、重い家具は避けたいところ。脚のない家具か、脚が短くて接地面積が広い家具を選びましょう。

格子デザイン、木目調

格子デザインは和室と相性抜群。木目調のシンプルなデザインを選ぶと、畳の色味とも調和します。

おすすめアイテムと予算

ロータイプのチェスト

衣類や小物をたっぷり収納できる。木製でシンプルなデザインがおすすめ。
予算:10,000〜30,000円

オープンシェルフ

見せる収納と隠す収納を両立できる。かごやボックスと組み合わせて使うと◎。
予算:5,000〜15,000円

収納付きスツール

座面を開けると収納になるタイプ。省スペースで一石二鳥。
予算:3,000〜8,000円

かご・バスケット

籐や竹、布製のかごは和室になじむ。小物の整理に便利。
予算:1,000〜5,000円

避けたい選び方

  • 背の高い本棚・タンス:圧迫感が出る
  • プラスチック丸出しの収納:和室の雰囲気を壊す
  • 重すぎる家具:畳を傷める原因に

【パターン3】見せる収納|おしゃれに片付ける

「収納=隠す」と思っていませんか?実は、見せる収納は和室と相性がいいんです。

見せる収納のメリット

出し入れがラクで散らかりにくい

扉を開けたり、引き出しを引いたりする手間がないので、「使ったら戻す」が習慣化しやすくなります。

インテリアとして楽しめる

お気に入りの雑貨や本を飾るように収納すれば、和室がおしゃれな空間に変わります。

収納家具を買わなくてもできる

床の間や長押(なげし)など、和室特有のスペースを活用すれば、新しく家具を買わなくても始められます。

見せる・見せないの仕分け

見せる収納を成功させるコツは、見せる物と見せない物を仕分けること。

見せてOKなもの

  • 本(表紙がきれいなもの)
  • 雑貨、花器、置物
  • 観葉植物
  • お気に入りの器やかご

見せない方がいいもの

  • 生活感のある小物(リモコン、文房具など)
  • 書類、ファイル
  • 掃除用品、日用品ストック

見せない物は、かごやボックスに入れて「隠す収納」に。

和室向け見せる収納アイデア

床の間を収納スペースに

床の間がある和室なら、低めのキャビネットを置いて収納兼飾り棚として活用できます。

長押(なげし)にフックで吊り下げ

長押はもともと壁の補強材ですが、フックを掛けて帽子やバッグを吊り下げる収納にも使えます。

オープンシェルフ+かご・ボックス

オープンシェルフに統一感のあるかごやボックスを並べれば、おしゃれな見せる収納に。

押入れの扉を外してカーテンに

思い切って押入れの扉を外し、カーテンをつけると洋室風の見せる収納に変身します。

統一感を出すコツ

  • かご・ボックスの素材を揃える
  • 色は3色以内に抑える
  • 余白を残す(詰め込みすぎない)

100均・ニトリ・無印|予算別おすすめアイテム

和室収納に使えるアイテムは、身近なショップで手に入ります。

予算別の買い物ガイド

予算買えるものおすすめショップ
〜500円仕切りケース、ラベル、S字フック100均
〜2,000円収納ボックス、かご、ファイルボックスニトリ、100均
〜5,000円引き出しケース、ラックニトリ
〜10,000円収納ケースセット、スタッキングシェルフ無印良品

ショップ別の特徴

100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)

コスパ最強。小物整理のケースや仕切り、ラベルなど「痒いところに手が届く」アイテムが豊富。

ニトリ

「お、ねだん以上。」の収納グッズ。サイズ展開が豊富で、大きめの収納ケースを安く買いたいならニトリがおすすめ。

無印良品

シンプルなデザインと品質の良さが魅力。見える場所に置く収納は無印で統一すると、スッキリした印象に。

キャスター付きの収納ケースなら、押入れの奥のものも楽に取り出せます。

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賢い使い分け

  • 見える場所:無印・ニトリで統一感を
  • 押入れの中の仕切り:100均でOK
  • すべて100均だとチープに見えるのでメリハリを

収納グッズを買うのは、片付け・分類が終わってから。先に買うと使えずに無駄になりがちです。

散らからない仕組みづくり|維持のコツ

せっかく片付けても、すぐに散らかってしまっては意味がありません。散らからない仕組みを作りましょう。

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片付けてもすぐ散らかる原因

モノの定位置が決まっていない

「どこに戻せばいいかわからない」と、つい適当な場所に置いてしまう。これが散らかりの始まりです。

「とりあえず置く」が習慣化

帰宅後、カバンを床に置く。郵便物をテーブルに置く。この「とりあえず」の積み重ねが、散らかりを生みます。

物の量が収納キャパを超えている

収納の工夫だけでは限界があります。物が多すぎる場合は、まず物を減らすことから始めましょう。

維持の仕組み3つのルール

1. モノの住所を決める

すべての物に「戻す場所」を決めます。使う場所の近くに収納するのがコツ。使用頻度の高いものは、取り出しやすい位置(床から80〜100cm)に置きましょう。

2. 1つ買ったら1つ手放す

物の総量をコントロールするルール。新しいものを買ったら、同じカテゴリの古いものを手放す。これで物が増え続けることを防げます。

3. 毎日5分のリセットタイム

寝る前、出かける前など、決まった時間に5分だけ片付ける時間を設けましょう。毎日続けることで、散らかりが蓄積しません。

「空中戦」で散らかりを防ぐ

片付けのプロの間で言われる「空中戦」という考え方があります。

帰宅して郵便物を手にしたとき、テーブルに置く前に「要る or 要らない」を判断。要らないものはそのままゴミ箱へ。これが「空中戦」です。

物を地面(テーブルや床)に置いた瞬間から片付けが大変になる。だから、置く前に判断する習慣をつけましょう。

よくある質問

Q. 押入れが物でいっぱいで、何から出せばいいか分かりません。

全部出してください。 中身を把握しないまま整理しても戻ります。出したうえで「1年使っていないもの」を分けるのが最初の一歩です。押入れの使い方は押入れ収納アイデアで詳しく扱っています。

Q. 収納用品は先に買ったほうがいいですか?

買わないでください。 中身を減らす前に容器を買うと、収納量が増えて物が減りません。整理が終わってから、残った量に合わせて買うのが正しい順序です。

Q. 和室に置く収納家具は何を選べばいいですか?

高さ90cm以下を目安にしてください。それ以上は圧迫感が出ます。畳を傷めないよう、脚のあるものか、下に敷板を挟めるものを選びます。

Q. 来客用の布団が場所を取ります。

年に数回しか使わないなら、圧縮袋か保管サービスが現実的です。収納の工夫は来客用布団の収納アイデア、長期保管の手順は来客用布団の長期保管方法にまとめています。

Q. 片付けても2週間で元に戻ります。

物の定位置が決まっていないためです。 「使ったら戻す場所」を1つずつ決めてください。戻す場所がない物は、そもそも量が多すぎます。

この記事を書いた人

田中 由美(たなか ゆみ)
家庭菜園アドバイザー / 畳と家庭菜園のある暮らし研究家

自宅の庭で10年以上家庭菜園を実践し、年間20種類以上の野菜を育てています。最初は「次に何を植えればいいかわからない」状態でしたが、年間カレンダーを作ってからは、1年中収穫が途切れない菜園ライフを楽しめるようになりました。菜園教室では500人以上の方の年間計画づくりをサポートしてきました。

まとめ|まずは押入れの整理から始めよう

片付けられない和室をスッキリさせる3つの収納パターンを紹介しました。

3パターンおさらい

パターン 予算目安
1. 押入れ活用 0円〜5,000円
2. 収納家具を置く 5,000〜30,000円
3. 見せる収納 3,000〜10,000円

今日からできる最初の一歩

  1. 押入れの中身を全部出してみる
  2. 「使う」「使わない」で分類する
  3. 収納グッズを買うのは整理してから

いきなり収納グッズを買うのではなく、まずは物を減らすことから。これだけでも、和室の印象はかなり変わります。

和室の収納は難しく感じるかもしれませんが、和室に合った方法を知れば、必ずスッキリできます。ぜひ今日から始めてみてください。