「押入れがあるのに、使いこなせていない」「奥がデッドスペースになっている」そんな悩みはありませんか?
押入れは和室の強みであり、上手に活用すれば収納力は抜群。でも、使い方がわからないと布団を詰め込むだけの場所になってしまいます。
この記事では、押入れを「ゾーン分け」する考え方を軸に、布団から日用品まで、ムダなく片付けるコツを紹介します。
押入れ、使いこなせていますか?
押入れは収納力があるのに、なぜか使いにくいと感じる人が多い場所です。
押入れが使いにくい理由
奥行きが深すぎる
押入れの奥行きは約80〜90cm。手前にばかり物を置いて、奥がデッドスペースになっている家庭は多いです。
仕切りがない
押入れはもともと布団を収納するための場所。仕切りがないため、「何をどこに置けばいいかわからない」という状態になりがちです。
布団でいっぱい
家族の布団、来客用布団、シーズンオフの布団…。気づけば押入れが布団で占領されていることも。
「ゾーン分け」で解決できる!
押入れを使いこなすポイントは、空間をゾーンで分けて考えること。
上段・下段・天袋、そして手前と奥。それぞれのゾーンの特徴を理解して、適したものを収納すれば、押入れの収納力を最大限に活かせます。
押入れ収納の基本|ゾーン分けの考え方
押入れを5つのゾーンに分けて考えましょう。

| ゾーン | 特徴 | 収納に適したもの |
|---|---|---|
| 上段 | 目から腰の高さ、取り出しやすい | 毎日使う布団、日常使いの衣類 |
| 下段 | かがむ必要あり | 重いもの、季節家電 |
| 天袋 | 高くて届きにくい | 季節もの、思い出品 |
| 手前 | すぐ取り出せる | 使用頻度の高いもの |
| 奥 | 取り出しにくい | 使用頻度の低いもの |
「ゴールデンゾーン」を意識する
目から腰の高さにある上段は「ゴールデンゾーン」と呼ばれ、かがまずに出し入れできるエリア。ここには、毎日使う布団や頻繁に取り出すものを収納しましょう。
使用頻度で「手前」と「奥」を使い分ける
奥行きが深い押入れでは、手前と奥を使い分けることが重要。
- 手前:使用頻度の高いもの
- 奥:使用頻度の低いもの(季節家電、来客用布団など)
この使い分けを意識するだけで、デッドスペースが減り、必要なものがすぐに取り出せるようになります。
布団収納のコツ|毎日使う布団・来客用布団
押入れといえば布団収納。布団の種類別にベストな収納方法を紹介します。

毎日使う布団
上段(ゴールデンゾーン)に収納
毎日出し入れする布団は、かがまずに取り出せる上段がベスト。
三つ折りにして手前に
敷き布団は三つ折りにして、掛け布団は畳んで上に重ねます。手前に置けばサッと取り出せます。
すのこを敷いて湿気対策
押入れは湿気がたまりやすい場所。すのこを敷いて床から浮かせることで、空気が循環してカビを防げます。
シーズンオフの布団
下段や天袋に収納
オフシーズンの布団は、頻繁に取り出さないので下段や天袋に。
不織布ケースや収納袋に入れる
通気性のある不織布ケースに入れると、ホコリを防ぎながら湿気対策もできます。IKEAのSKUBBシリーズなども人気。
圧縮袋でコンパクトに
綿布団は圧縮袋に入れると3分の1〜4分の1の大きさに。省スペースで収納できます。
注意:羽毛布団は圧縮NG
羽毛布団を圧縮袋に入れると、羽が折れてボリュームが戻らなくなることも。羽毛布団は通気性のいい不織布ケースに入れましょう。
来客用布団
奥に収納
来客用布団は使用頻度が低いので、押入れの奥に収納してOK。
布団収納ボックスで立てて収納
立てて収納できる布団収納ボックスなら、狭いスペースでも効率的に収納できます。
3つ折りタイプの布団を選ぶ
今後買い替えるなら、コンパクトに畳める3つ折りタイプや収納ケース付きの布団がおすすめです。
湿気対策は必須
押入れ、特に下段は湿気がたまりやすい場所。湿気対策を忘れずに。
- すのこを敷く(床から浮かせる)
- 除湿シート・除湿剤を活用
- 定期的な天日干し
- 天気の良い日はふすまを開けて換気
日用品の収納|上段・下段の使い分け
押入れは布団だけの場所ではありません。日用品も上手に収納しましょう。
上段に収納するもの
上段は取り出しやすいので、頻繁に使うものを。
日常使いの衣類
引き出し式の収納ケースを使えば、押入れがクローゼット代わりに。無印良品のPP収納ケース(押入れサイズ)がおすすめ。
バッグ、帽子
壁面にフックやワイヤーラックを取り付けて、吊り下げ収納に。
よく使う日用品
取り出しやすい位置に、日常的に使うアイテムを。
下段に収納するもの
下段はかがむ必要があるので、使用頻度の低いものや重いものを。
重いもの
本、雑誌、アルバムなど重いものは下段に。キャスター付きのケースに入れると取り出しやすくなります。
季節家電
扇風機、ヒーター、加湿器など、シーズンオフの家電を奥に収納。
子供のおもちゃ
子供が自分で取り出せる下段は、おもちゃの収納に最適。かごやボックスにまとめて。
防災グッズ、水ストック
重い水のストックや防災グッズは、下段の奥に。ニトリの「押入れ収納キャリー」と無印の「頑丈収納ボックス」の組み合わせが便利。
押入れをクローゼット化
ハンガーラックを押入れに入れれば、クローゼットとしても使えます。
衣替えは前後を入れ替えるだけ
手前に今シーズンの服、奥にオフシーズンの服を配置。衣替えは前後を入れ替えるだけで完了します。
奥行きを活用する|デッドスペース解消のコツ
押入れ最大の悩み「奥がデッドスペース」を解消する方法を紹介します。
キャスター付き収納を活用
下段にはキャスター付きのラックやボックスを置くのがおすすめ。
- 奥のものも引き出して取り出せる
- 重いものでも移動がラク
- 押入れの掃除も簡単に
おすすめアイテム
- ニトリ「押入れ収納キャリー」(約1,200円)
- ニトリ「マルチラックSユーティー」キャスター付き(約3,000円)
引き出し式ケースを使う
引き出し式の収納ケースなら、奥に入れたものも引き出して取り出せます。
- 無印良品「PP収納ケース」押入れサイズ(奥行き65cm)
- ニトリのカラボ+ソフトNインボックス
同じシリーズで揃えると、見た目もスッキリ。
前後で使い分ける
どうしても奥がデッドスペースになるなら、奥と手前で用途を分ける考え方を。
| 配置 | 収納するもの |
|---|---|
| 手前 | 使用頻度の高いもの |
| 奥 | 使用頻度の低いもの、季節もの |
奥にはシーズンオフの布団、季節家電、来客用布団など「年に数回しか使わないもの」を収納。衣替え時に前後を入れ替えるだけで、押入れ全体を活用できます。
天袋・壁面の活用法
見落としがちなスペースも、工夫次第で収納力アップ。
天袋の活用
天袋は押入れの上にある、高さ約40cmの収納スペース。脚立がないと届かないため、日常使いには向きません。
天袋に収納するもの
- 季節限定の飾り物(クリスマス、正月、雛祭りなど)
- アルバム、記念品などの思い出品
- シーズンオフの軽い寝具(ブランケット、シーツなど)
- 季節外の衣類
天袋収納のコツ
- 軽いものを収納する(取り出すときに危険なので重いものはNG)
- 取っ手付きのケースを使う(引っ張って取り出しやすい)
- ラベリングで中身を把握(めったに開けないからこそ重要)
- 同じタイミングで出すものは縦に並べる(横より縦の方が取り出しやすい)
壁面の活用
押入れの壁面はデッドスペースになりがち。有効活用しましょう。
突っ張り棒+S字フック
壁面に突っ張り棒を渡し、S字フックを掛ければ、バッグや帽子の収納に。
ワイヤーラック
100均のワイヤーラックを壁に取り付けて、小物の収納に。
上部スペースの活用
押入れ上段の最上部も、工夫次第で活用できます。
突っ張り棒を渡してファイル収納
上部に突っ張り棒を渡せば、書類やファイルの収納スペースに。
吊り下げ収納ネット
天井から吊り下げるタイプの収納ネットで、軽い小物を収納。
おすすめ収納グッズ|ニトリ・無印・100均
押入れ収納に役立つグッズを、ブランド別に紹介します。

ニトリ
| 商品 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|
| 押入れ収納キャリー | 無印の頑丈ボックスがフィット | 約1,200円 |
| 横伸縮 押入れ整理ラック | 幅を調整できる | 約2,000〜3,000円 |
| マルチラックSユーティー | キャスター付き | 約3,000円 |
| カラボ+Nインボックス | 統一感のある収納 | 約4,000円〜 |
| 樹脂製すのこ | 湿気対策 | 約500円〜 |
ニトリは価格が手頃で、押入れサイズに特化した商品が豊富。複数個揃えたいときにも便利です。
無印良品
| 商品 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|
| PP収納ケース(押入れサイズ) | 奥行き65cm、半透明で中身が見える | 約1,500〜3,000円 |
| ポリプロピレン頑丈収納ボックス | ニトリのキャリーと相性◎ | 約1,800〜2,500円 |
| やわらかポリエチレンケース | 軽くて取り出しやすい | 約500〜1,000円 |
無印良品はシンプルなデザインで統一感が出やすい。見える場所の収納におすすめです。
100均
- 突っ張り棒:壁面や上部スペースの活用に
- S字フック:吊り下げ収納に
- 仕切りケース:引き出しの中の整理に
- ラベル:中身の把握に
- 不織布収納袋:布団やシーズンオフの衣類に
100均アイテムは、細かい仕切りやラベリングに活用するのがおすすめ。メインの収納ケースは無印やニトリで統一感を出すと◎。
キャスター付きの収納ケースなら、押入れの奥のものも楽に取り出せます。
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この記事を書いた人
田中 由美(たなか ゆみ)
家庭菜園アドバイザー / 畳と家庭菜園のある暮らし研究家自宅の庭で10年以上家庭菜園を実践し、年間20種類以上の野菜を育てています。最初は「次に何を植えればいいかわからない」状態でしたが、年間カレンダーを作ってからは、1年中収穫が途切れない菜園ライフを楽しめるようになりました。菜園教室では500人以上の方の年間計画づくりをサポートしてきました。
まとめ|ゾーン分けで押入れをフル活用
押入れ収納の基本は「ゾーン分け」。5つのゾーンを意識して収納すれば、デッドスペースをなくして収納力を最大化できます。
ゾーン分けおさらい
| ゾーン | 収納するもの |
|---|---|
| 上段 | 毎日使う布団、日常衣類 |
| 下段 | 重いもの、季節家電、子供のおもちゃ |
| 天袋 | 季節もの、思い出品、軽い寝具 |
| 手前 | 使用頻度の高いもの |
| 奥 | 使用頻度の低いもの |
今日からできる最初の一歩
- 押入れの中身を全部出す
- ゾーンを決めて配置し直す
- 収納グッズは後から必要なものだけ購入
いきなり収納グッズを買うのではなく、まずは中身を整理してゾーンを決めることから。それだけで、押入れの使いやすさはグンと上がります。
押入れを使いこなせば、和室の収納力は2倍になります。ぜひ今日から実践してみてください。