「和室の照明を変えたいけど、どれを選べばいいかわからない」「おしゃれにしたいけど、和室の雰囲気を壊したくない」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実は、照明を変えるだけで和室の印象は大きく変わります。入居時からそのままの蛍光灯シーリングライトを、和紙や竹素材のペンダントライトに替えるだけで、一気に雰囲気のある空間に生まれ変わるのです。
この記事では、和室に合うおしゃれな照明の選び方を徹底解説。ペンダント・シーリング・スタンドの違いから、素材選び、明るさの目安、賃貸での取り付け方法まで、すべてお伝えします。
照明を変えるだけで和室がおしゃれに変わる
和室の印象を決める要素として、照明の存在は大きいもの。畳や障子、ふすまはそのままでも、照明を変えるだけで「古臭い」から「和モダン」へとイメージチェンジできます。
照明選びで迷う方によくある悩みはこんな感じです。
- ペンダントとシーリング、どっちがいい?
- 和紙、竹、木製…素材はどれを選べばいい?
- おしゃれにしたいけど、暗くなるのは困る
- 賃貸でも交換できる?
この記事を読めば、これらの疑問がすべて解決。あなたの和室にぴったりの照明が見つかるはずです。
和室照明の種類|ペンダント・シーリング・スタンド比較

和室に使える照明には、主に4つのタイプがあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
照明タイプの比較
| タイプ | メリット | デメリット | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| ペンダントライト | 存在感がある、デザイン豊富 | 暗くなりがち、高さ注意 | アクセント照明 |
| シーリングライト | 明るい、取り付け簡単 | 存在感は控えめ | 主照明 |
| スタンドライト | 工事不要、移動可能 | 補助的な明るさ | 間接照明 |
| ダウンライト | スッキリ、他と相性◎ | 工事が必要 | 全体照明 |
ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプで、和室照明の花形とも言える存在。和紙や竹を使ったデザインが多く、灯りをつけると柔らかな光が空間を包みます。
ただし、シェードで覆われている分、光が遮られて暗くなりがち。部屋の広さよりワンランク上の明るさを選ぶのがコツです。
また、人が通る場所では頭をぶつけない高さに設置することも大切。家族で一番背の高い人がぶつからない高さを目安にしましょう。
シーリングライト
天井に直接取り付けるタイプで、部屋全体を均一に照らせるのが特徴。主照明として十分な明るさを確保でき、調光・調色機能付きも多いです。
和風デザインのシーリングライトも増えており、木製フレームや和紙を使ったものなら、和室にもしっくり馴染みます。
スタンドライト(フロアライト)
床に置くタイプの間接照明で、配線工事が不要なのが魅力。コンセントがあれば、どこでも使えます。
畳に直接座ったり、寝転がったりして過ごすことの多い和室では、目線の低いスタンドライトとの相性が抜群。移動できるので模様替えも自由自在です。
選び方のポイント
- 主照明として使うなら → シーリングかペンダント
- 雰囲気づくりなら → スタンドライトを追加
- 複数組み合わせると → 奥行きのある空間に
素材で選ぶ|和紙・竹・木製の特徴
和室照明の魅力は、素材選びにもあります。和紙、竹、木製など、それぞれの素材が光に表情を与え、空間の雰囲気を左右します。
素材別の特徴
| 素材 | 特徴 | 雰囲気 |
|---|---|---|
| 和紙 | 柔らかい光、透け感あり | 伝統的、温かみ |
| 竹 | 繊細な陰影、耐久性◎ | ナチュラル、モダン |
| 木製 | 温もりのある質感 | 和モダン、落ち着き |
| 籐(ラタン) | 軽やか、アジアンテイスト | リゾート風、カジュアル |
| 布製 | 優しい表情、強度あり | 和モダン、北欧風 |
和紙
和紙を使った照明は、光を柔らかく拡散させるのが特徴。目に優しく、リラックス効果も期待できます。透け感のある和紙は、灯りをつけると温かみのある表情に。和室照明の定番素材です。
竹
竹は柔軟性と耐久性を兼ね備えた素材。繊細な細工を施した竹製照明は、灯りをつけると天井や壁に美しい影を映し出します。まるでアート作品のような存在感です。
木製
木製の照明は、和室の木の要素と調和しやすいのがポイント。ナチュラルな色合いが畳との相性も抜群。和モダンな空間を目指すなら、木製フレームのシーリングライトがおすすめです。
おすすめの組み合わせ
- 伝統的な和室 → 和紙、竹
- 和モダンな空間 → 木製、布製
- 北欧・ナチュラルと融合 → 木製、籐
明るさの選び方|畳数別ルーメンの目安
おしゃれな照明でも、暗すぎては困ります。畳数に合った明るさを選ぶことが大切です。
日本照明工業会基準
| 畳数 | ルーメン(lm) |
|---|---|
| 4.5畳 | 2,200〜3,200 |
| 6畳 | 2,700〜3,700 |
| 8畳 | 3,300〜4,300 |
| 10畳 | 3,900〜4,900 |
| 12畳 | 4,500〜5,500 |
選び方のポイント
1畳あたり約300〜400ルーメンが目安です。ただし、これはあくまで基準値。実際に必要な明るさは、以下の要素で変わります。
- 壁や床の色 – 暗い色の部屋は明るめを選ぶ
- 用途 – 読書や作業をするなら明るめに
- 年齢 – 高齢者は1.5倍の明るさを推奨
ペンダントライトは暗くなりがちなので、ワンランク上の畳数表示のものを選ぶと安心です。例えば6畳の和室なら、8畳用のペンダントライトを選ぶイメージです。
調光機能付きなら、明るさを自由に調整できるので便利。普段は明るく、くつろぐときは暗めに、と使い分けられます。
おすすめの和室照明デザイン

ここからは、和室におすすめの照明デザインをタイプ別にご紹介します。
和紙製ペンダントライト
円形や球形の和紙ペンダントライトは、和室照明の定番。柔らかく光を拡散し、空間全体をやさしく包み込みます。透け感のある素材なので圧迫感もなく、天井が低めの和室にも◎。
代表的な作品として、彫刻家イサム・ノグチの「AKARI」シリーズがあります。シンプルながら存在感があり、和室はもちろん洋室にも馴染むデザインです。
竹製ペンダントライト
竹細工を施したペンダントライトは、職人技が光る逸品。灯りをつけると、天井や壁に繊細な影が浮かび上がります。
伝統工芸を取り入れた高級感のあるデザインが多く、客間や寝室にぴったり。日本の美を感じられる照明です。
木製シーリングライト
和モダンスタイルを目指すなら、木製フレームのシーリングライトがおすすめ。シンプルで主張しすぎないデザインが、畳や障子との調和を生みます。
調光・調色機能付きも多く、リモコン操作で明るさや光の色を変えられる便利なモデルも。機能性とデザイン性を両立したい方に向いています。
スタンドライト(フロアライト)
和紙製のフロアライトは、間接照明として雰囲気づくりに最適。床に置くだけなので、工事不要で手軽に取り入れられます。
コーナーに置いて空間を演出したり、寝室のベッドサイドに置いたり。移動できるので、模様替えも自由自在です。
賃貸でも取り付けできる?確認事項
「賃貸だけど照明を変えたい」という方も多いはず。賃貸物件での照明交換について解説します。
交換可能なケース
天井に「引掛シーリング」という配線器具がある場合は、自分で交換可能です。引掛シーリングとは、照明を取り付けるためのプラグ受けのこと。ほとんどの賃貸物件に設置されています。
工事不要で、カチッとはめるだけで取り付けられます。
確認事項
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 管理会社・大家への確認 | 事前に相談しておくと安心 |
| 天井の耐荷重 | 通常10kg程度 |
| 退去時の対応 | 元の照明に戻す必要あり |
| 保管 | 取り外した照明は処分せず保管 |
和室特有の注意点
和室によくある竿縁天井や格子天井は、取り付けられるシーリングライトのサイズやデザインが限られる場合があります。購入前に天井形状を確認しておきましょう。
スタンドライトなら工事不要
賃貸で照明を変えるのが不安な方は、スタンドライトがおすすめ。コンセントがあればすぐに使えて、退去時にそのまま持っていけます。
主照明はそのままで、スタンドライトを追加して雰囲気を変えるのも一つの方法です。
照明コーディネートのコツ

照明は1つだけでなく、複数組み合わせると空間に奥行きが生まれます。おしゃれな和室をつくるコーディネートのコツをご紹介します。
複数照明の組み合わせ
- 主照明(シーリング/ペンダント)+間接照明(スタンド)
- 全体を明るくしつつ、コーナーに柔らかな光を加える
- 時間帯に合わせて使い分けると◎
日中は主照明で明るく、夕方以降はスタンドライトだけでくつろぐ…という使い方ができます。
和紙シェードのペンダントライトは、畳の部屋に温かみのある光を演出します。
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光の色選び
| 色 | 効果 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| 電球色(暖色系) | リラックス、落ち着き | 寝室、くつろぎ空間 |
| 昼白色(白色) | すっきり明るい | 読書、作業時 |
| 調色機能付き | 切り替え可能 | 多目的な和室 |
和室には暖色系(電球色)がおすすめ。自然素材の畳や木との相性が良く、心を落ち着かせる効果があります。
読書や作業もする多目的な和室なら、調色機能付きを選べば、シーンに合わせて光の色を切り替えられます。
和モダンスタイルのコツ
- 伝統素材(和紙、竹)×現代的フォルム
- 北欧家具やナチュラルインテリアとも相性◎
- シンプルなデザインを選ぶとまとまりやすい
和室だからといって「和風」にこだわる必要はありません。シンプルでモダンなデザインを選べば、リビングと続きの和室でも統一感が出せます。
この記事を書いた人
田中 由美(たなか ゆみ)
家庭菜園アドバイザー / 畳と家庭菜園のある暮らし研究家自宅の庭で10年以上家庭菜園を実践し、年間20種類以上の野菜を育てています。最初は「次に何を植えればいいかわからない」状態でしたが、年間カレンダーを作ってからは、1年中収穫が途切れない菜園ライフを楽しめるようになりました。菜園教室では500人以上の方の年間計画づくりをサポートしてきました。
まとめ|和室に合う照明で空間をおしゃれに
照明を変えるだけで、和室の印象は驚くほど変わります。
ポイントおさらい
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 照明タイプ | ペンダント、シーリング、スタンドを用途で選ぶ |
| 素材 | 和紙、竹、木製など和室に馴染むものを |
| 明るさ | 畳数に合ったルーメンを選ぶ(ペンダントはワンランク上) |
| 賃貸 | 引掛シーリングがあれば交換可能 |
| コーディネート | 主照明+間接照明の組み合わせがおすすめ |
今日からできる3つのステップ
- 今の照明タイプを確認する
天井に引掛シーリングがあるかチェック - 和室の広さに合った明るさを計算
6畳なら2,700〜3,700ルーメンが目安 - 好みの素材・デザインを探す
伝統的なら和紙・竹、和モダンなら木製
和室の照明選びで大切なのは、「和室の雰囲気を活かしながら、自分らしさをプラスすること」。この記事を参考に、あなたにぴったりの照明を見つけてください。